テーマを絞って滴り落ちる何かについて。

よく見かけるのが

「アクセスアップのためにブログテーマを絞りましょう」

という話。

ターゲットを明確にして、その人たちが知りたいことをピンポイントに書いていきましょう。

 

ふうん、大変なんだなぁ。

というわけで、私は早々に諦めています。

いや、ビジネスでブログやってる人なら其れで良いと思うんですけど。

日記って、その人の包括的なところを、日常の一部から感じとるってことじゃないですか。

 

仮に、私が誰かをターゲットに選択的に記事を書いていくことにしたとして、

何が書けるだろうか、ということを考えてみます。

 

・鬱の大学生が頑張るブログ

腐女子のサブカルを語るブログ

・成人超えて発達障害が発覚したけど生きてるブログ

・読んだ本の要約とレヴューをまとめたブログ

・占い好きJDがスピリチュアルをディスるブログ

・フリマサイトの使用感とおススメ出品をまとめたブログ

 

こんな感じ?

ロクなモンねぇな(笑)

 

どっちにしろ、「それしか書けない」って書いてる側がつまんないと思うんですよね。

書いてる側がつまんない文章は読んでもつまらない。

一つのテーマで延々と楽しくブログが書ける人は凄いです。もう研究者の域じゃないかな。

 

一つのテーマを扱うにあたって個人的に何が嫌かって、

ホンモノじゃなきゃいけない、という感覚がついて回ることです。

上記の例なら、

「学校行けてるやつは鬱じゃない」とか

「グレーゾーンは程度が軽いから、そんなお前が代表者ヅラするな」とか

“本質を分かってないあなたが何を言っているのやら”って感じが

別に誰かに言われたわけじゃないですが、脳内でツッコミが入るのが面倒くさい。

面倒なのは嫌だ。

私は何も代表しない。

 

でも、実際救いを求めてネットをさまよっている時に、

(ネットに救いを求めるなんて間違ってる。馬鹿じゃねぇの?というツッコミは無視します)

これは!と思うサイトを見つけたとしても、

「あくまで一個人の意見です。万人に当てはまるとは考えないでください」的な注意書きが書いてあると、正解を求めていた側からして、「セコイ言いかたしやがって」と思わなくもない。

 

あーあ。

こんな小さなことまで考えなくていいのに。

分かっちゃいるけどやめられない。ので、

持ち味ってことでここはひとつ。

 

でも。

敢えてターゲットを設定するなら、

「自殺しそうな20代の脳内を晒すので、似たような境遇を持つ人やその関係者に共感や理解を深めてもらうブログ」

ってなるかな。

 

私はホンモノじゃないし、

私は絶対じゃないし、

私は代表じゃない。けど、

誰かが読んでくれるって、理屈抜きに嬉しいものだから。

 

それでは、今日もおやすみ。