好きなこと
良いブログとは、一日2,3記事書くものらしい。
始めたばかりのひよっこも、真似をしてみる。
放っておくとついつい「~でない」とか「~は嫌だ」とか、
否定辞ばかりの文章になってしまうので、記念すべき二記事目は、
好きなことについて書くことにする。
夕方が好きだ。
はじめ、このブログのタイトルを「夕方におやすみ。」にしようかと考えていた。
小さいころから、空がオレンジに染まる、焦燥感ともの悲しげな感じが満ちる、
あの時間帯が好きだった。それは、今でも「物事の終わり際が好き」「過ぎてしまった輝かしい過去に向かって叫ぶ人が好き」という指向となって残っている。
もうすぐなくなってしまう。昔は、あんなに良かったのに。今はもう駄目だ。
寂しいなぁ。悲しいなぁ。
こう書くと、サディズムが一周回ってマゾヒズムのようだが(そういう一面もあると思うが)、そうではなくて、普通の日本人の感性だと思う。
桜が散る姿。夏休みの線香花火。紅葉の絨毯となった小川。
過ぎ去るもの。の、もののあはれ、大好き。
その終わり際を延々眺めていられないと分かっているから、ますますその美しさは増す。
退廃的だ、と言われるだろうか。
しかし、世の中は実際変わりゆくものばかりだから、私は世の中すべてが好きなのかもしれない。なんて。
そう思えたら楽だろうと思いつつ、すべての物事よ変わるなとも思う。
ここまで読んでくださった方、ありがとう。
今日もおやすみ。